光待つ場所へ:心を揺さぶる5つの物語
大学2年生、清水あやめ。彼女は “感性” という武器を手に、自分の未来を切り開こうとしていた。
燃えるような桜並木を描いた課題作品。彼女の絵には、誰もが認める圧倒的な表現力があった。
しかし、ある日現れた彼の作品は、あやめの自信を打ち砕く。
「しあわせのこみち」 と題されたその絵には、何もない真っ白なキャンバスに、ただ一筋の光が描かれていた。
一見すると何もないただの絵。しかし、その光には、見る者の心を惹きつける不思議な力があった。
光待つ場所へ
大学2年生のあやめは、絵画コンテストで出会った彼に心惹かれていく。
しかし、彼の才能と自分との差に葛藤し、苦悩する。
冷たい光の通学路
小学生の男の子、亮太は、いじめを受けていた。
ある日、亮太は不思議な光に導かれ、過去の記憶と向き合うことになる。
氷点
人気アイドルの沙織は、ある事件をきっかけに、心を閉ざしてしまう。
そんな沙織に、一人の青年が優しく寄り添っていく。
春の光
老人ホームで暮らす百合子は、認知症を患っていた。
ある日、百合子は過去の記憶を取り戻し、娘との再会を果たす。
永遠の夏
交通事故で亡くなった少年、翔太。彼は、幽霊として親友の健太を見守る。
健太は、翔太の死と向き合い、成長していく。
光待つ場所へ は、決して明るいだけではない。
それぞれの物語には、苦しみや悲しみ、そして葛藤が描かれている。
しかし、その中で希望を見失わず、前に進んでいく若者たちの姿は、きっとあなたの心に響くことだろう。
この本は、
・自分の才能に自信が持てない人
・大切な人を失った人
・希望の光を探している人
におすすめです。
きっと、あなたの人生に何かしらのヒントを与えてくれるはずです。
さあ、あなたも “光待つ場所へ” 旅立ちませんか?
タイトル:光待つ場所へ
著者:辻村深月
出版社:講談社
発売日:2010年6月23日
ページ数:309ページ
この紹介文を読んで、少しでも興味を持って頂けたら幸いです。
ぜひ、実際に本を手にとって、5つの物語を味わってみてください。
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