google.com, pub-4875560181073027, DIRECT, f08c47fec0942fa0 わに入れました - 耳から広がる世界

わに入れました

日記

今日は2023年作業所の仕事始めでした。

学校にちゃんと行けていない私にとって、社会とつながる大切な居場所の一つです。

体調を崩してしばらくお休みしていました。去年の5月頃から休み休みしながらも再開しました。

週に1回、午前中だけです。簡単なこと。思う人もたくさんいると思います。

学校の方は保健室登校でも私にはハードルです。

けどそのハードルは教室に入るよりずっと低いので、ちょっとずつ、ゆっくりですが越えようと頑張っています。

制服に袖を通すとき、意識して深呼吸をします。そうしないと息ができないから。

グループホームで半一人暮らしをしている私の背中を押してくれるのは職員さんです。失敗して行けなかった時も責めるような言い方はしません。

勉強不足の私では言葉が上手く見つかりません。ごめんなさい。変な言い方になると思いますが、読み取っていただけるとありがたいです。

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職員さんは身内ではありません。そして仕事です。

家族に限りなく近い「他人」です。

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「行ってきます」と言って出たのに、ぎりぎりのところで入れなくて、呼吸ができなくなって帰ってきてしまうこともあります。

「おかえり」「少し休んでね」そこに非難は感じられません。

出来ない自分が泣きそうで嫌いになります。疲れ果てて寝てしまうこともあります。そして、また「登校」に挑戦する。その繰り返しです。

行けた日には笑顔で迎え入れてくれます。今度の疲れは達成感のある「疲れたぁ」です。

私にはもう一つ作ろうとしている居場所があります。

「作業所」です。

2023年の仕事始め(おこがましくてすみません)が今日でした。

家を出るぎりぎりまで怯えていました。頭も真っ白でした。すでに疲れています。

でも、行けました。徒歩で15分。

扉を開けるときが一番緊張します。

みんなの視線が皮膚に刺さるような感覚、痛くてしびれる、挨拶しなきゃと思っているのにのどがカラカラで言葉がでない。

いっぽ、室内に入ります。やっとちいさな声で「おはようございます」が言えました。

靴を履き替えて、コートを掛けて、カバンをロッカーに入れて、手を洗って、席にすわる。椅子を掴んで顔はうつむいたまま。

顔は大体覚えられた。名前はまだ覚えられない。だから私から話しかけない。本当は怖くて話しかけられない。

今、このブログを書いている。思い出してしまい息が苦しい。頭が白くなって考えられなくなります。

でももうちょっとだけ頑張ります。

年上の女性が話しかけてくれました。「おはよう。寒いね」「はい、寒いです。いっぱい着こんできました」「わたしも(笑)」

嬉しかったです。少しバターが溶けたような感覚でした。

朝礼、ラジオ体操、班分けをして、同じグループになりました。

まだ作業が覚えられていません。前にも教えてもらったことがあるのに。

「前に教えたよね?」「まだ覚えられないの?」その言葉が飛んでくるんじゃないかと思って泣きたくなりました。

でも違いました。「私も覚えるまで時間かかったんだよね」

ほっとしてガチガチに固まっていた力が抜けました。何かがつながったように感じました。暖かくなりました。

作業中も手を止めなければおしゃべりしても叱られません。「私も輪の中に入りたい」と思いました。

何をしゃべったのか思い出せません。でも間違いなく話せました。嬉しかったです。

帰り道の記憶もあやふやです。

「ただいま」「おかえり。調子良さそうだね」職員さんのその言葉で現実に戻れた気がしました。

恥ずかしいですけど、たぶん少しニヤニヤしていたと思います。

お腹が空いていることに気づいてサンドイッチを作りました。お風呂に入ってから少し横になりました。

わたし今日がんばれたかも。明日はクリニックの診察です。

最後まで読んでもらえて嬉しいです。ありがとうございます。

おやすみなさい^^

またね🎵

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