google.com, pub-4875560181073027, DIRECT, f08c47fec0942fa0 「ぼくのメジャースプーン」辻村深月著 - 耳から広がる世界

「ぼくのメジャースプーン」辻村深月著

読書・映画

今日は辻村深月さんの「ぼくのメジャースプーン」を読みました。

まずは内容紹介から

「ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった―――。

ある日、学校で起きた陰惨な事件。僕の幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。

彼女のため、犯人に対して僕だけにできることがある。

チャンスは一度だけ。これはぼくの闘いだ。」

最近は辻村深月さんの本に心酔しています。

もっともっと読みたくて仕方ありません。

命とはなにか。 罪とはなにか。 許すとはなにか。 復讐とはなにか。 忘れることとはなにか。

そして、、生きるとはなにか。

「ふみちゃん」「ぼく」「秋山先生」「市川雄太」etc..

登場人物たちが私の感情や心、体験に基づく記憶を揺さぶり続けました。

「人間って、絶対に他人のために泣いたりできないんだって。誰かが死んで、それで悲しくなって泣いてても、それは結局、その人がいなくなっちゃった自分のことがかわいそうで泣いてるんだって。自分のためにしか涙が出ないんだって」

この箇所、最初はぴんときませんでした。

でも、何か引っかかって忘れられませんでした。

考えました。つたない想像力を膨らましました。

少しずつ、ゆっくりと、私の中に入ってきました。

登場人物の「ぼく」は、たくさん迷います、揺れます、悩みます。

それでも諦めません。

「ぼく」の心情がとても丁寧に書かれています。

そのたびに、私に問いかけられているような感覚になって、胸がぎゅっと締め付けられます。

途中、何度か涙が溜まりました。

読み終えた今、うまく説明できませんが、私の心は動揺しています。

でもこの動揺は私に必要なものだと思っています。

いつか、もう少し大人になったら、頭からは忘れてしまっているかもしれません。

けど、お願いだから心の奥底に残っていて欲しい、、、

最後まで読んでくださってありがとうございます。

またね^^

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